ブリスクプラグとプラグコードの交換(GSX400S)




2017.06.24

ブリスクプラグって聞いた事がある人もいるでしょうが、私は”ファクトリーまめしば”さんのブログで初めて聞きました。

カタナやGSX−Rに使用できるパーツなどはあまり扱っていなくて、いつも見ているだけでした。
そんな時このブリスクプラグが紹介されたのですが、最初は大きなサイズのみでカタナに使用できるプラグはラインナップされていませんでした。
今年に入って、NGKのCプラグに対応した”AOR12LGS”が販売と言うか、輸入される事になったので、速攻で予約です。
AOR12LGSは、熱価は8番から10番の幅広く対応しているので、この番手一つでカタナ、GSX−R共に使えるのです。

ブリスクプラグにはいろいろな種類があるそうですが、テストした結果この種のプラグ性能が一番らしいです。

難点もありまして、プラグ先端部が通常のNGKなどに比べ2mm長いそうです。ピストンが盛り上がってるタイプだと、ピストンと干渉するかもとの事です。
と、2点目は、プラグ先端のギャップ幅が大きいことです。通常なら1mm程度のなのに、ブリスクプラグは3mmもあるくらい広いのが解ります。
この広いギャップの為、点火系が古いとプラグの能力が発揮でいないそうなのです。

カタナは、プラグ電圧を16Vに上げて、イグナイタもMSDIを使用しているので、ノーマル+αなのでこのプラグに期待大です。

3点目は、プラグターミナル端子がネジタイプではなく、一体型なのです。ノーマルのプラグキャップは使用不可なので交換も必要です。






前置きは置いておいて
これが ブリスクプラグ AOR12LGS 4本セットです。(値段はイリジウム程度です)

 






プラグ本体です。外側の電極が4方向より出ていて、どこかの一か所に火花が飛ぶそうです。
一つの電極が摩耗しても、まだ3つの電極があるので、寿命が4倍になるようですが....??
そんな事はどうでもいいのです。性能アップが感じられるのかが一番大事なのです。








先端が長いのが解ると思います。

 






NGKなどと同じく締めトルクが角度で表示されています。
プラグを指などで軽く締め切った場所を基準として、角度でトルクを管理するので最初の締め加減が加減が一番大事なのです。








プラグコードはGSX−Rでも使用している永井電子製のウルトラシリコンパワーケーブルです。
GSX400S用は販売されていなく、プラグコードの長さもわからなかったので、いろいろなメーカケーブルの適合を探して、一つのメーカのみGSX1100SとGSX400Sが 同じ品番であることが載っていたので、一か八かでGSX1100S用を購入しました。








プラグコードの付属品と、コード本体はこんな感じですが一番大事なのは、長さですよね!!
ケーブル部のみの長さを測りました。(キャップ部は除く)

37cm 2本
34cm 1本
32cm 1本

ですが、GSX400S側も知らなくては、使用できるのかは????です。

ちなみに、太さは7φです。これは、ノーマルプラグコードが7φなので、合わせて購入してます。
他のメーカは8φが多いのですが、7φから8φに変更する場合、アタッチメントを入れる必要があり、性能的にも旧コードを使用するので少しは悪くなるし 見た目はすっごくかっこ悪いでので、7φをチョイスです。

 






ノーマル1番のプラグコードを外して、








ヘッドカバーにオイルにじみを発見。写真では解らないレベルですので、様子見でしょう。








古いプラグを外し、焼けをチェックしますが、いい感じでしょう。

 






ブリスクプラグを取り付けます。先端のネジ部分にはアンチシーズコンパウンドを付けてます。

この作業の前には、古いプラグにグリスを付けてスムースにねじ込みが出来るように何回か入れたり、出したりしてネジ山を綺麗にしてます。








ホール周辺はごみがありますが、下手に触るとホール内部に落ちるので、このまま触らずにそっとしておきます。
エアブローが出来れば一番いいのですが。








順番が前後していますが、ノーマルのプラグコードの長さを測ります。
ここでも、コード部分のみを測ります。
まず、1番は16.5cm

 






コイル電圧16V化した時のコネクタなどを外し、過去の作業を思い出しながらコイルを外します。

 






1−4番用のコイルは比較的簡単に外せますが、

 








2−3番のコイルはボルト頭とキャブとの隙間がなく苦戦します。








2つのコイルが外れたので、改めてノーマルのケーブル長を測ります。
1番 16.5cm
2番 30.0cm
3番 15.5cm
4番 34.0cm  参考程度に考えてください。

GSX1100Sのコードで十分使用可能です。一安心です。








コイルにはコードの接続を間違えないように番数を書いておきます。








コイルからケーブルを抜くのはねじればすぐに外れます。








コイルの先には接着剤の付いた跡が見えます。多分一般的な黄色のボンドかすみたいです。

 






まだ、仮接続ですが、、、、、
新しいコードもねじ込めば入っていきます。最後はねじ込めなくなるので解りますが、ガンガン締めこんだらケーブル側がバカ穴になるので注意が必要です。








プラグ側はホールとの隙間が少しあります。どうやって埋めるか考える必要ありです。

 






ホールの直径25mm、プラグキャップが17φですが、隙間の事は後で考えましょう。








ウルトラシリコンケーブルをカタナ400の長さに切ります。少し緊張するし、もしもの事も考えて、すべて1cm長めにカットしました。
+1cmで何が変わる事もないのですが、少しの気休めです








コイルとケーブの接続にはこのボンドを使います。強度は何でもいいともいますが、できれば”がっちり”じゃなくて、”とりあえず程度”がちょうど良いのかと。
熱収縮チューブで接合部分をカバーします。








ボンドを付けて固定して、








熱収縮チューブを付けて、完成です。








プラグホールの隙間埋めですが、ゴム板を切ってOリングみたいにしてキャップにハメるが、切れてダメです。
キャップにゴムを巻いてみるも、かっこ悪いので却下です。

 






ノーマルのプラグキャップはもう使用しないので、この輪っかの部分を切って、








無理やりはめ込んで完成です。








コイル、コード関係は全て完成です。後は車体に取り付けるだけです。








コイルを付けて、プラグコードをはめて、いい感じに仕上がりました。
ケーブル長さも問題なしです。

 






ホールの隙間もこんな感じで埋まっているように見えるのか????気休め程度です。どこかで、本当のOリングを買ってきて本対策をしましょう。

 






完成しました。
心残りは、プラグが2mm長いので、ピストンと当たらないかが心配です。98%は大丈夫と思いますが、なにもチェックしていないので心配は残ります。








ドーン!!




エンジン始動は問題なく始動。その後もふけ上がるので、プラグとピストンは衝突もなく大丈夫でしょう。

プラグ交換した感想は、
始動性:暖かいので、解りません。でも、始動後のアイドリングの落ち着きは少しいいように思えます。
エンジンフィーリング:振動が減る人が多いのですが、カタナ400事態それほどの振動が無いのであまり変化がないような。
    加速性は3000回転ぐらいからパワーが一回りアップした感じです。イグナイタを交換して走りが楽しくなってきたのですが、
    さらに走りが気持ちいい感じになりました。決してパワーが上がった事ではなくて、エンジンがスムースになった感じです。

燃費を測定出来るほど走っていなのですが、失火、ミスファイヤが減るはずなので、少しは燃費向上に期待したいものです。





[HOME] [KATANA TOP]